日傘というと、シミやシワの原因となる紫外線を防ぐ目的で利用されるのが一般的です。そのため美容意識が高い女性が使うケースが多く、男性が使用することは基本的にありませんでした。しかし近年では男性も美容意識が高まり、紫外線対策をする人が増えてきています。また、日傘は紫外線だけではなく太陽の熱を防ぐこともできるので、熱中症患者が増加している近年では男性が暑さ対策に利用することもあります。
メンズ日傘を選ぶときは、色と遮光率に注目して選びましょう。一般的にはメンズ用もレディース用も外側の生地は白などの明るい色、内側の生地は黒などの暗い色が良いとされています。これは色彩学に基づくもので、白い生地で紫外線を跳ね返し、黒い生地で紫外線の照り返しを防ぐという目的があります。ただし、絶対に外側は明るい色、内側は暗い色でないといけないということではありません。
好きな色を選んでも、外側と内側で色分けをしなくても構いませんが、その際は遮光率が高い日傘を選びましょう。遮光率とは、紫外線や可視光線を防ぐ効果のことです。日傘においては、この機能が施されているかどうかが最も重要です。遮光率で選ぶときには「一級遮光」または「99.99%遮光」という商品がおすすめです。
これは日本洋傘振興協議会が、JIS規格試験に基づき定めた遮光率を表しています。また、メンズ用であればビジネスマンが外回りで使うケースが多いので、突然の雨に対応できる晴雨兼用もいいでしょう。
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